WiseOffice販社・株式会社カブト
トップページ会社案内ソリューションニュースWSSエージェントショップ
WiseOffice

2007年10月05日

緊急地震速報はじまる

前消防庁次長
東尾 正

10月1日午前9時より、緊急地震速報の一般市民への伝達が始まりました。テレビやラジオを視聴しているときに緊急地震速報があれば伝達されることになります。

おりしも10月1日の早朝に発生した神奈川県西部を震源とする地震(神奈川県箱根町で震度5強、負傷者が2名などの被害)では、緊急地震速報の課題も見られました。

一つは予測震度の精度についての課題で、緊急地震速報で予測された最大震度4よりも大きな地震(5強)となったことです。これについては、気象庁から、計算精度のさらなる向上を目指すとのコメントが出されました。また、直下型の地震では震源地直近で緊急地震速報が間に合わないことがあることも確認されました。

以前から指摘されていたこうした課題はあるものの、緊急地震速報は、大きな被害が想定されている地震への対策に一定の効果が期待されています。特に過去に大きな被害をもたらしている海溝型地震(東海地震、南海地震等)の場合、多くの地震計が設置されていることにより予測精度が上がることや、震源地から人口集積地までの距離があることにより地震発生から緊急地震速報までの時間が一定程度確保できることなど、緊急地震速報による予測がより有効となることが期待できます。

なお、事業所等で緊急地震速報を導入する場合には、予測精度が低く出ることがあることも念頭に、緊急地震速報を受けてどのような対応をすべきか、十分に検討をし、訓練をすることも必要です。また、直下型における対応として、企業においては緊急地震速報以外に計測震度計と併用することによって対応しているところもでてきています。

緊急地震速報の導入方策や対応については、当ホームページを開設している(株)カブトでも相談に応じています。