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2007年11月01日

119番の日

前消防庁次長
東尾 正

11月9日は119番の日となっています。

119番通報は、ご存じのとおり、火事と救急、事故などのときに、消防本部に連絡し、消防車や救急車を呼ぶときに使います。

平成17年の統計(平成18年度消防白書)によれば、火災件数5万7千件に対し、救急出動件数527万件となっており、圧倒的に救急の件数が多くなっています。また、事故などで救助が求められた件数も約5万件となっており、火災件数にほぼ匹敵する件数となっています。今や消防署の実態は住民サービスの面で見ると「救急救助署」に近い形となっています。

さて、119番通報については、社会情勢にあわせ、通信技術の高度化も進められ、通報からいち早く的確な出動ができるような体制整備も進められています。

例えば、携帯電話からの119番通報については、平成17年度から各消防本部への直接通報が実現しており、さらに平成19年度からは、携帯電話から119番通報を受けたときにその発信位置を自動的に表示させる設備の導入が始まりました。また、IP電話からの通報が増えていることについても、対応が進められています。

また、出動中の消防車や救急車の位置を消防本部で把握することで現場に近い車両がすぐに駆け付けることができるようなシステムの導入も進んでいます。

火災による被害を少なくするためには、できるだけ早く119番に通報することが重要です。

特に住宅では就寝中の火災への対応が遅れがちになります。

そのため、火災が発生したときに、その火が大きくならないうちに警報を出す「住宅用火災警報器」を寝室、台所等に設置することが進められています。今後、全ての家庭にこの住宅用火災警報器の設置が義務づけられることになっています。

火災が発生し、消火が間に合わないときは、いち早い避難を心がけてください。その上で「落ち着いて」119番通報をして消防車を呼んでください。

また、救急車については、いやしくも「タクシー代わり」と言われないよう、適正な119番通報に心がけたいものです。